FAQ
I.研究室
どのような研究をやっていますか.
電気化学に関連する研究です.特に、酵素を使ったセンサやバイオ発電技術、微生物を使った発電、二酸化炭素から有用物質への変換などを研究しています.詳細は研究室のHPを参照してください.
研究室のミッションは何ですか.
電気化学によってSDGsに貢献することです.安全・安心でより豊かな生活の実現に寄与することです.
研究室のモットーは何ですか.
自ら成長する意欲のある人は強力にバックアップします.本人の「やる気」が最も重要です.
冨永教授はどのような方ですか.
2016年4月に佐賀大学に赴任しました.酵素を使った電気化学反応については、長年の研究実績があり国内の第一人者として当該分野に知られています.また、電気化学会、日本化学会、分析化学会、日本ポーラログラフ学会などの役員として学会活動に貢献しています.さらに、各学会賞や日本学術振興会の選考委員なども務めて若手研究者の育成に貢献しています.アメリカ、中国、フランス、インドネシア、インドなどに信頼できる研究仲間がいるために、グローバル的な視野から皆さんの成長をサポートできます.人となりについては研究室の学生に聞いてみてください.
研究室の他のメンバはどのような人たちですか.
2020年度は、大学院前期課程2年3名(うち留学生1名)、1年1名、学部4年生4名です.
研究室の場所はどこですか.
学生の居室は理工学部9号館7階713室です.学生の居室と実験室とは完全にセパレート型になっているために、安心してデスクワークに取り組めます.また、実験室は直ぐ隣の部屋ですので、実験しながらデスクワークをすることも可能で、機能的に設計されています.理工学部9号館8階809室も実験室として使用しています.ゼミは7階リフレッシュルームを使います.
研究室の見学はできますか.
いつでもウエルカムです.冨永教授や研究室の学生に声をかけてください.
II.卒業研究
どのようにすれば冨永研究室に配属されますか.
学科のルールに従って配属が決まります.例年、皆さんの希望をベースに成績順で決まります.希望通りの配属になるかどうかは成績が大きなウェートを占めます.
研究テーマはどのようにして決まるのですか.
卒研着手者説明会の際にテーマ分野を示していますので、その分野のどれかが研究テーマになります.具体的なテーマについては、皆さんの希望、進路希望と意欲・能力などを勘案して決めます.もちろん、各自の同意を得た上で決めます.
卒業研究の指導はどのような形で行われますか.
配属後のオリエンテーション時に伝えますが、基本的には前年度卒業・修了生からの実験引継ぎ期間をとおして、基本的な操作を学びます.その後は逐次指導していきますし、関連する大学院生からの指導もありますので、心配することはありません.また、最低1回/月のゼミをとおしても冨永教授から指導がなされます.
3年生までの科目でどのような科目の知識が必要ですか.
物理化学関連の科目を学修しておいて貰いたいのですが、これらの科目があやしい人も全く心配の必要はありません.本人のやる気が最も大切です.
英語は必要ですか.
他の研究室と同じ程度に必要です.「技術英語」では英語の文献なども読む必要があります。また、大学院では英語での学会発表なども多くの人が行います.
III.研究室生活
研究室のルールを教えてください.
基本的には、学生の自主性を重んじていますので、ルールは極力作らない方針です。また、「報・連・相」をしっかり身につけることが社会人になるための訓練として重要です.これがしっかりできる学生は希望した企業に就職できています.
研究室にいなければならない時間は決まっていますか.
基本は午前10時から午後6時が望ましいです.重要なことは、「時間を過ごす」ことではなく、その日にやることを「やり遂げる」ことです.就職活動などで休むことは可能です.ただし、無断欠席・遅刻は厳禁ですので必ず連絡を入れてください.研究室に配属されたら社会人になったのと同じだと思ってください.
アルバイトは可能ですか.
もちろん可能です.でも、卒業できなければ元も子もありませんので、バランスを考えましょう.
10時から6時以外は研究室に入れないのですか.
いいえ.上記の時間外や土日も研究室を利用できます.
実験室の様子はどうですか.
整理整頓がされて、清潔な研究室です.当番制で掃除をしますので、皆さんきれいに実験室を使おうという意識が生まれます.
ゼミは何回くらいありますか.
前学期は、研究報告会と技術英語のため2回/月程度のペースです.後学期は卒業研究の完成に向けて2〜3回/月程度のゼミを行っています.
ゼミと授業は重なりませんか.
重ならないようにゼミの時間を調整します.
研究室のイベントは何かありますか.
新歓,院試後,中間発表後,忘年会,送別会などです.
イベントの計画は学生自らが立てます.全ては皆さん次第です.
学会発表はできますか.
できます.4年生で学会発表する人も毎年数人います.大学院に進学する人は,研究成果を発表する機会が多くあります.これも本人のやる気次第です.もちろん、発表を無理強いすることはありません.
学会発表の旅費はどうなりますか.
冨永研究室では、旅費や参加費を全部サポートしています.皆さんの経済的な負担をゼロにして、研究活動に集中してもらいたいためです.なるべく多くの学会で発表してもらって、成長して貰いたいです。その自信が就職活動にも繋がります.
外国に行けますか.
4年生時に行くことはほとんど無いと思います.ですが、大学院では成果が上がれば外国の国際会議などで発表することもできます.
IV.進路
大学院に進学したいのですが.
進学はとても良いことと考えています.学生支援機構の第一種奨学金(利子なし)も以前よりもずっと採択されやすくなっています.第一種奨学金は、大学院時の頑張りによって半額や全額免除の対象になります.返済の全額免除や半額免除になった研究室先輩もいます.
卒業生の就職先はどのような会社ですか.
優秀な卒業生がその実績をかわれて研究室にリクルートに来ることが多いです.そのような会社に行く学生がまた多くなります.大学院生を出た後では、パナソニック、日本ケミコン、日亜化学、平井精密工業などに就職しています.
V.その他
冨永研究室は厳しいと聞いたのですが.
学生の自主性を大切にしています.噂をそのまま信じないことです.また、「厳しい」の中身も大切と思います.まずは自分の目で、自分の耳で確かめましょう.そして研究室はその後の人生にも大きな影響を及ぼすことがあります.研究室の卒業生全員が冨永研究室で良かったと言っています.予算をかけてHPを立ち上げたのも、皆さんが噂に惑わされないようにして頂きたいからです.
学会の賞はとれますか.
私もビックリするくらい冨永研究室の卒業生は、数多く学会発表で受賞してきました.1年間に6回も発表賞を受賞したこともありました(普通、1年に1回あれば十分).外国で開催された国際学会でも受賞しています.その結果、学生支援機構の第一種奨学金の返済の全額免除や半額免除になった先輩もいます.受賞によって自信をつけた先輩が大きく飛躍しました.
外国人の訪問者はありますか.
年に2回程度、4名くらいの外国人を研究室に短期招聘することが多いです.短期招聘の方は、教員、大学院生、学部生であったりです.主に、東南アジア圏からの方々です.一緒に共同研究活動をしますので、その中で皆さんの英語力も自然とついてきます.